モンスターたちはどのようにして保育の仕事に就いたのか

ホーチミン市にあるMam Xanh幼稚園の3人の保育士が、3歳から5歳の子供の顔、背中や頭を叩き、怒り狂って子供を投げているところを目撃されました。

幼稚園で乳母や保育士が子供達に行った残忍な行為はとても恐ろしいものでした。

これは社会的にも心理的にも深い沈滞を示しており、親や大人、権威や政治家誰もが認識できていないものです。

ソーシャルワーカー、心理学者やその他の専門家などはこの問題について信用できる説明をしていません。犯罪-罰-抑止力という典型を超えてしまっているのです。

チャン・ダイ・クアン国家主席は子供達に対する暴力を防ぐために、今週、国中のプレスクール、幼稚園、子供グループの幅広い検討と法遵守の点検を行いました。

要請は国で問題になっているプレスクールでの暴力について最新の情報を得るために行われました。ホーチミン市にあるMam Xanh幼稚園の3人の保育士が3~5歳の子供の顔を叩いているところを目撃され、背中や頭を叩き、さらに子供を投げていたようです。

冒頭の写真は、プレスクールの先生や保育士が子供達を平手打ちしたり、手やスプーン、ナイフで叩いたり、殴ったりしているところを明らかにしています。

当然のことながら、これらの被害に遭っている子供は低所得者層の子供で、小さな私立幼稚園に行かせることしかできない家庭ばかりです。そしてその多くは違法な幼稚園なのです。

権威の反応(検査、点検、再調査、より厳しい法律や罰則)が必要とされていますが、特に新しいことをする様子もなく、保証された診断を満たしていないのです。

ホーチミン人民委員会のグエン・ティ・トゥー副委員長は緊急会議を開き、子供に優しいまちづくりのための5年(2017年から2021年)プロジェクトを600万ドルかけて行うと発表しました。さらに、全ての幼稚園に対してカメラの設置を必須としました。

これらの取り組みが効果的かどうかは置いておいて、疑問となるのは、子供達にそこまでひどいことをするのは、何が人々をそうさせているのか、そしてどのように無抵抗の子供達にひどい仕打ちをするのかということです。

事が明るみになることと罰則への恐怖による抑止力は、何がこのような行動を引き起こすのかを解明する答えにはなりません。防犯カメラは人々の残忍性、不満、怒りなどの人々を残酷にしてしまう狂気を発見する事ができるのでしょうか。

直接痛めつけられた子供達だけではなく、それを目撃してしまった子供達への身体的かつ精神的代償は、とても重大です。そして彼らの将来の影響は、私たちの社会に深刻な損害を与えかねません。

暴力を振るった者が罰せられるだけでは十分ではありません。彼らは十分に訓練される必要があります。普通の人と比べて、そのような行動を駆り立ててしまう原因は何でしょうか。そのような行動を例外と見て、ルールとしてではなく、起こらないようにするべきです。

教育現場での根深い問題の1つは、未来を担う子供達を教育するという重要な職であるため、適任者を雇用することにあります。明らかに、心無い恐ろしい人々が子供達を見るというポジションから切り離されていないのです。なぜ彼らはこの仕事を選び、なぜ雇われているのでしょうか。子供達への思いやりや愛を雇用前に認識することはできなかったのでしょうか。自制心と生まれながらにして持つふざけたり楽しんだりする子供の自然な気質との間で、成長した時にどのように評価されるのでしょうか。

書類上で、教育省がプレスクールの先生に求めていることは、子供を愛し、体系的方法で子供達に教える技術があるということです。これらは十分で適切であるように見えます。またプレスクールは、真剣な学校教育の場というよりも、子供達の身体的なニーズ(食事、清潔など)の面倒を見る場所としても認識されているかもしれません。これは明らかに誤った考えで、未発のうちに防ぐ必要があるのです。

アクションエイドの2016年の教育への公共支出の統計によると、健康と公共交通、プレスクールに割り当てられる州予算の一部、一般教育はたった8.2%です。初等教育では28%、中等教育では21.6%、高等教育では11%となっています。

フン・スアン・ニャ文相はプレスクールの施設や教師への投資は未だに限定的だと認めました。プレスクールの教員不足は多くの地域で深刻な問題となっています。ある教育専門家はプレスクールの発展のための基本計画が欠如していると話しています。

しかし、最初に気づくべきは、教えるという仕事は全ての人ができることではないということです。かつてカール・ユングは、子供達は大人によって教育されると言いました。さらに、木が日光がないと成長できないのと同じように、小さな愛情では子供を育てることはできないとも言っています。

厳しい雇用プロセスがこの問題の解決策になるべきです。幼児教育の学位とは別にテストを行い、感情的な行動や教育者としての心理的な部分を判断するべきなのです。